乳がん手術後に起きたこと
乳がんの術後経過は順調だった
でも 他の体調は崩れていた
腹部の引き攣れるような痛みや
鳩尾あたりの肋骨の打撲のような痛み
股間節が開かなくなり
動かそうとすると激痛
ぎっくり腰にもなり
半年以上も良くならず
朝起きる時から寝る時まで
腰に負担のかかる動きをしないよう気をつけて暮らす日々
横断歩道を歩く時
信号が点滅しても
走ることができない
スーパーに行って、1リットルの牛乳パックも買えない
まだ40代でそんな生活が続いた
もちろん 整形外科にも行った
股間節にも腰にも異常がないという
整体もいくつか受けた
一時的には良くなっても
しばらくすると同じ症状に戻った
仕事が以前と同じようにできないと考え、
体に負担のかからない方法や
別の仕事にシフトしようと考え
身体を使わなくてもできるようなことを学んだが、上手くゆかなかった
それから3年
今、私は体の痛みを気にすることなく動き、
以前と変わらず仕事ができている
もう無理と思った後に学んだ整体が、
これまで確信の持てていなかった美容矯正の技術が、
私に普通の暮らしを取り戻してくれ、そして、支えてくれている
もう履けない、と思っていた7.5センチヒールのサンダルだって、履いて出かけられるんだ
今、絶望していても
明日、希望が生まれる可能性がある
明日、希望が見つけられなくても
明後日、見つかる可能性はある
絶望が希望へ変わる瞬間があり
希望は希望でなくなり、現実となる
そんなことを
今の私は知っている